BBSH復学〜AS 3卒業までの記録を、旧ブログから再編集してお届けしています。
他の読みものとは異なり、時系列に沿った連続もの(シリーズ)です。
1回目は2015年に復学手続きのための具体的作業に入ったころの記録です。
2015年度から復学できる状況にありましたがお仕事の都合で1年延期していたのでした。
BBSHJが撤退してから5年=BBSHに復学すると決めてから、環境が整うまでにさらに半年が経ったころ、ついに次年度の日程が発表された。
ホテルも飛行機も、日程が決まらなければ押さえられない。
その年(2015)の開催地はフォートローダーデール近く、新年度(2016)はジャクソンビル国際空港から車で50分ほどの場所と、その当時は毎年スクール開催場所が変わっていた。
いずれにしてもフロリダ州1であることはかわりないようだが、北アメリカ大陸に行ったことがないどころか単身で海外渡航をしたことがない身には、その程度の認識しかなかった。
日程が発表されるとすぐに当時のBBSH オフィス担当だったデニス・モロに編入の意志を伝えた。
卒業生から聞いていた通り、2年以上の休学期間がある場合はスキルチェックを受ける必要ありとのことで、「Class 12の前日か前々日に受けられるようアレンジできますよ」との返事が届いた。
Year2への編入なら大体みんなパスできること、チェックしてくれる先生が決まったら直接やりとりしてほしいこと――そしてYear1のスキル一覧や開催地へのアクセス情報、編入生向けの課題が一緒に送られてきた。
懐かしい、この業界特有の表現が並ぶ資料だった。
その少し前、丸一日の心理的グループワークに参加した翌日に定期演奏会があった。
ワークで拡大状態3(※3)になると、論理的な判断がいつも以上に鈍くなる。
舞台に上がるまではいつも通りのつもりだったのに、楽器の前に座ると絃が読めない。
楽譜を数字ではなく音で追いかけてしまい、油断すると1オクターブ下で弾いてしまう。
間違えを多発し焦ってもおかしくないところ、反対に周囲の音はいつも以上によく聞こえてくる。
琴柱がこけかけてもいやに冷静に対応できて、そのあとの演奏にも影響はなかった。
間違えても、ハプニングが起きても、振り返っていてもどうにもならない。
さっさと次に、いかに「いつも通り」に戻るかが大事――そう気づき始めていた。拡大から収縮へと向かうサイクルを繰り返しながら次への準備は着々と進んでいることを感じていた。
