Year2の終わりに――すでに持っていたもの

このシリーズ(BBSH生活ノート)について

BBSH復学〜AS 3卒業までの記録を、旧ブログから再編集してお届けしています。
他の読みものとは異なり、時系列に沿った連続もの(シリーズ)です。
7回目はYear 2を終えるころに感じていたことについてまとめています。

2週間後にYear 2最後のスクーリングが始まる、というタイミングで、年度内のBIPセッションの規定数が満了した。年間18回以上、スクールの規定する資格を有するプラクティショナーの個人セッションを受けることがBBSHでは義務づけられている。1年生のころは半信半疑で受けていたが、2年生が終わりに近づいてくると、このセッションの意味がうっすらわかりかけてきた。

2年生の総括として、自己と他者の感情にフォーカスする学年だったことを改めて感じた。「コンテナを大きくする学年」と言われていたYear2。そのただ中にいたときは何をもってそうしているのかわからなかったが、終わりが見えてくるとようやく輪郭が見える。

あれほど高いハードルと思っていたYear2が、自然な流れのうちに終わろうとしていることに驚いていた。2009年にBBSHJに入学して、「いざYear2」というところで日本校が閉鎖した。それから6年のブランクを経てのYear2が、始まってみればあっという間だった。「怖い学年」で、きっと精神的にも身体的にもきついだろうと思っていたものが、あっさり通過して無事進級のはこびとなった。

最後のスクーリングも無事に終わり、進級が決まった。次学年への進級に必須だった解剖生理学の試験も通り一安心。

Year2最後のスクーリングで扱う性格構造学のキャラクターは「リジット」、いわゆる真面目さんだ。「きちんとしなさい」「おとなしくしていなさい」「静かにしていなさい」——そんな言葉を聞き飽きるほど聞いて育ち、集団の中で目立たないように空気を読みながらやり過ごしていく。特に日本人には多いタイプだと思う。

スクールは講義で新しい知識を得るだけの場ではない。心理的なワークで「今となってはもう要らないもの、考え」を浄化してゆく場でもある。BHSの考え方では、物質=肉体レベルで起きることは、それよりずっと前にフィールドの部分で起きているとする。肉体面で現象が現れるまでまだるっこしいくらい時間がかかるのだ。1年やりきるとそれがよくわかって、2年目となるとそれは確信に近い感覚になる。3週目と最後の5週目は特に肉体レベルでの大デトックスがクラスの開始とともに始まり、終わってもしばらく引きずっていた。

2週目のクリスマスのワークで、サンタに扮した先生に「今欲しいもの」を内緒で伝えると、メッセージとともにプレゼントをもらえる、という場面があった。そのとき気づいたことがある。自分が欲しいと思っていたものは、実はすでに持っていた、ということだ。スクールでの学びが教えてくれるのは新しい何かではなく、もともと自分の中にあったものの存在に気づかせてくれることなのかもしれない。

この頃、バーバラの新著『Core Light Healing』がついに一般発売されることが明らかになった。6年前に日本校にいるときからバーバラが「書いている」と聞いていた新作だ。このときには日本語版はまだ決まっていなかったが、もし翻訳出版されるなら、BHS独特の表現をうまく伝えられるBB関係者が訳するのがベストだと思っていたし、実際にその通りになった。現在はBBSH日本校でシニア通訳者としてご尽力いただいているシカ・マッケンジーさんが翻訳をしてくださり、日本語で読むことができている。

「ガイダンス」という言葉は大層に、あるいは怪しげに聞こえるかもしれない。スクールでは「私のガイドがこの課題はしなくていい、と言った」という言い訳は一切通用しない。スピ系スクールならではの注意書きだと思う。1年生のときに最もシンプルなガイダンスとは体感としての快・不快だと教えられた。頭ではAの選択が正しいと判断していても、体感ではBの選択が心地よいとき、Bを選ぶほうがいい。人間の理性のすぐそばには小さなエゴがいて、その言いなりになってばかりいることは一時的な安全を感じることはできても道の領域にある可能性を体験することからは遠ざかってしまう。今ようやくそう言語化できるのは、居心地の悪い局面になる予感はあっても敢えて体感を信用して選択してきた結果を知っているからだ。

次年度Year 3の開催地はオーランド空港が最寄りになると発表された。最後のジャクソンビルを堪能すべく、フライトが早朝だったため空港泊を選んだ。ホテル代はかからない、移動代も安い。しかもWifiがあってスタバが24時間営業で電源が使い放題。

2016-17年度のBBSHの全校生徒に占める日本人はYear4に1人、Year2に1人、Year1に3人。10年ほど前には日本人クラスがあるほど多かったのが、2017年当時にはそれくらいに減っていた。この手のスクールの選択肢が増えたことも理由のひとつだろう。それでも、BBSHでの教えの素晴らしさと、この学生生活が各々にもたらすものの大きさを考えれば、この場に惹かれる人はいなくならないだろう、と今でも思っている。
コロナ禍以降、2021年には日本校が再開し、現在はYear 1~ 4に加えて、上級課程のASBIWも設置され日本語でBHSを学ぶ環境ができている。

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